原因

シングルレバー式湯水混合水栓に使用されているゴムが劣化し、混合水栓の開閉操作を行った際に砕けてでてくることがあります。異物は固まりから極微細なものまで、様々な形状で検出されます。なお、すべての混合水栓から発生するわけではなく、一部のメーカーの混合水栓から発生しています。

対策

シングルレバー式湯水混合水栓は、レバー部から流し台下のホースまで一体型となっているので、混合水栓全体を交換する必要があります。

備考

国内製造されているほとんどのシングルレバー式混合水栓は、ホース内面の材質がゴムから熱可塑性樹脂に変更されています。材質の変更に伴い熱可塑性樹脂が出る事例（白または青～緑色の混合水栓樹脂を参照）もあります。

原因

止水栓、給水栓等に使用されているゴムパッキンが劣化し、栓の開閉操作を行った際に細かく砕けて出てきたものです。

対策

きれいになるまでしばらく放水してお使いいただけますが、根本的解決には劣化したパッキンを交換する必要があります。

原因

老朽化した配水管、給水管内の鉄さびやマンガンが流出し、赤水と一緒に茶褐色から黒色の粒状異物として出てきたものです。特に朝一番の水が赤くなる場合、鉄さびの可能性があります。

対策

蛇口の開閉時に一時的に赤水と一緒に出ることが多いので、しばらく放水しきれいになってから使用してください。給水管が原因の場合、根本的な解決にはその取り替えが望ましいです。

原因

湯水混合栓の湯側ホース内面の樹脂に給湯器などの銅管から溶け出した銅が付着し、ホース内面の樹脂の劣化により薄い剥離片となって流出したと考えられます。この物質は、触ると容易に粉々になるほど柔らかいという特徴があります。

対策

湯水混合栓以外から白または青～緑色の異物が出なければ湯水混合栓が原因である可能性が高いです。その場合は給水器具メーカーへご相談していただくようお願いします。根本的な解決には器具の交換が必要になります。

原因

湯沸しポットやヤカンなどで注ぎ足し煮沸を繰り返すと、水道水中のミネラル分（カルシウムやマグネシウム等）が加熱、濃縮により結晶化して白い塊となります。鉄により茶色に着色することもあります。

対策

注ぎ足し煮沸ではなく、使用の都度水を入れ替えて使用してください。電気ポットの多くの製品は、取り扱い説明書にクエン酸洗浄の方法が記載されていますので、説明書に従ってお手入れをおすすめします。また、ヤカンや鍋類の汚れは酢を使って洗うと汚れが落ちます。