水道料金の仕組み
水道料金でまかなう「独立採算制」
神戸市の水道事業は、神戸市が運営しています。
神戸市の水道事業を行うために必要な費用は、税金ではなく神戸市にお住まいのみなさまにお支払いいただいている水道料金によってまかなう「独立採算制」がとられています。
神戸の水道料金の特徴
神戸市の水道料金は基本料金と従量料金で構成されており、ご利用の水量が増えると徐々に単価が上がるシステムになっています。
ここでは基本料金・従量料金の説明や料金決定の仕組みをご紹介します。
基本料金と従量料金
基本料金(口径別)
お使いの水量に関係なく、毎月、定額をお支払いいただく料金です。お使いのメーターの口径ごとに1か月あたりの金額が設定されており、メーターの口径が大きいほど、基本料金は高くなります。
基本料金では、メーターの費用や検針・徴収の費用のほか、施設整備など固定的な費用の一部をご負担いただいています。
従量料金(用途別)
お使いの水量に応じてお支払いいただく料金です。一般用、業務用などの用途ごと、お使いの水量ごとに、1立方メートルあたりの単価が設定されています。
従量料金では、水を浄水するために必要な費用など変動的な費用のほか、固定的な費用の残りをご負担いただいています。
基本水量制
基本水量制とは、メーターの口径が20ミリ以下の方については、基本料金のみで1か月10立方メートルまでお使いいただける制度です。
水は人間が生活する上で絶対に必要なもの。そのため生活上最低限必要な水については、無理に節水することなく使っていただくという、公衆衛生上の目的と生活用水への配慮という観点から採用しています。
逓増制
水は限りある資源であることから水の浪費を抑えるという目的と、新たな水源開発などには莫大な費用がかかることから、水需要の過剰な増大を抑えるため、従量料金の単価はお使いの水量が多くなるに従って高くなる逓増制を採用しています。
また、一般家庭など少量使用者の料金を低く抑えるという側面もあります。
水道料金の変遷
水道局では水道料金をとりまく環境の変化に対応しながら、必要な経費をまかなうために適時適切な料金の改定をおこなってきました。
その変遷を書面でまとめています。