神戸市上下水道事業審議会
神戸市水道事業および神戸市下水道事業に関する重要事項について、調査・審議を行います。
第1回専門部会のポイント
議論のテーマ
テーマ① 水道事業経営の現状について
・物価上昇など最新の数値を反映すると、第100回で報告した時に比べて、さらに厳しい見通しになる。
テーマ② 神戸水道の目指すべきビジョン
・「蛇口からいつでも水が飲める水道システムを、次の世代に継承する」ために神戸市水道局は何をしていくべきなのか専門部会で議論していく。
テーマ③ 今後の議論の進め方
・安定供給を維持していくためには、どうやって施設の更新を進めていくべきなのか、水道施設の重要性や事故時の市民への影響などを考えながら検討していく。(おもに第2回専門部会)
・資金確保のため企業債(いわゆる借金)の発行は必要だけど、過度に依存し将来世代の負担を増大させないようにするには、企業債の発行基準をどうするべきなのか検討していく。(おもに第3回専門部会)
意見(抜粋)
第1回でいただいたご意見もふまえて、第2回では「更新需要増大に関する投資のあり方」、第3回では「企業債の発行基準など資金確保の手法等」について詳細な議論をしていきます。
第100回の審議会のポイント
水道局からの報告
報告① 令和3年度の決算について
・コロナ禍の影響が緩和したことによる給水収益の増加や、費用の削減により、純利益は32億円でした。しかしながら保有する資金は令和2年度から令和3年度で減少しています。そのため経営は依然として厳しい状況です。黒字なのになぜ経営が厳しいのかは「会計のしくみ」をチェック!
報告② 今後の経営見通しについて
・収入は人口減少や節水型社会の進展による給水収益の減少で、減収が続く見込み。
・一方で、老朽化した施設の更新のために多くの費用がかかり、このままいけばR13年には赤字。
・物価上昇が続けばさらに厳しい状態になる。
・このような中、保有する資金は減少していく見込みである。そのため企業債(いわゆる借金)をどこまで発行するのかなど資金をどのように確保するのかが課題である。
報告③ 今後の水道事業経営について(諮問)
上記のような経営見通しのなか
・老朽化した施設の更新をどうやって進めていくのか
・企業債はどこまで発行するのか、資金をどのように確保していくのか
などをより深く議論していただき、次世代との負担のあり方も踏まえた今後の水道事業経営について上下水道事業審議会に意見を求めます。(諮問)
議論(抜粋)
今後、専門部会を設置し、「今後の水道事業経営」について詳細な検討を進めていきます。
第99回の審議会のポイント
水道局からの報告
報告① 令和4年度の予算について

報告② 最近の経営状況について
・給水収益(水道料金収入)は減少の一途をたどっている。
・一方で、老朽化した施設が大量に更新時期を迎えており、多くの費用がかかる。

議論(抜粋)

次回の上下水道事業審議会では「令和3年度決算の概要」と「長期間の経営分析」についての資料を提出し、議論を深めていただく予定です。