お知らせ
重要 2024.11.12 水道水の臭気について(最終報)
11月2日の大雨の影響により、千苅貯水池を水源とする配水区域において、かび臭の濃度が普段より高い状態となっており、水道水より臭気(カビ又は墨汁のようなにおい)が発生しておりましたが、影響のある施設の水の入替作業が概ね終了し、通常の濃度となりました。
この度は市民の皆様にご不便をおかけいたしましたこと、お詫び申し上げます。
1 概要
千苅貯水池を水源とする千苅浄水場では、活性炭処理によりかび臭の原因物質を除去しておりますが、11月2日の大雨により、貯水池の濁度が高くなったため、負荷軽減のため、一時的に活性炭処理を停止しておりました。このため、かび臭原因物質を除去することができず水道水中の濃度が通常より高くなっていました。現在はほぼ全域で通常の濃度(0~2ng/L程度)に回復しており、ご不便なくご使用いただけます。
なお、一部の水道管には、通常よりかび臭原因物質の濃度の高い水が残留している可能性がありますが、健康への影響はなく、しばらくご使用をいただくと、通常の水に入れ替わります。
2 影響があった地域
本件により影響のあった地域は、北区全域(一部地域を除く)です。
3 参考
貯水池や河川では水温が上昇してくると、植物プランクトンの藍藻類が増殖し、これらの藍藻類の一部がかび臭原因物質(2-MIB[2-メチルイソボルネオール]、ジェオスミン)などを産生します。これらは、かび臭、土臭、墨汁のようなにおいがするため、水道水質基準において、この2物質に対して性状に関する項目として基準値が設定されています。
毒性はなく、基準値を超えても健康に問題はありませんが、一般の方がかび臭さを感じないという観点で10ng/Lが基準値となっています。