鉄の船はどうして浮くの?

鉄でできた船が水に浮くのはなぜ?
木の枝と石を水に投げ込むとどうなるでしょうか。石は沈んでいきますが、木の枝は浮かんできますよね。なぜかと聞かれたら「石は重いから」と答える人が多いのではないでしょうか。
じゃあ、石よりもずっと重い船が水に浮かぶのはどうして?
その答えは「比重」にあります。比重とは同じ体積あたりの重さのことです。船は重い鉄でできていますが、中は空洞になっているので、船の体積と同じ量の水よりは軽くなります。だから、水の上に浮かぶのです。
また、船は自分が押しのける水の重さと自分の重さがつりあうところで浮かびます。そのため、荷物をたくさんつんだ船は深く沈み、あまり荷物をつんでいない船は浅くしか沈みません。
クイズコーナー
鉄でできた船が水に浮かぶのはなぜ?
- 船の底にジェットがあるから
- 船の中が空洞だから
- エンジンがあるから
正解!
不正解...
正解は船の中が空洞だからです。
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解説…鉄でできた船が浮かぶのは、船の中が空洞になっていて、船全体の重さが水より軽くなるからです。船は水を押しのけて浮かびます。船の重さと押しのける水の重さがちょうど釣り合うと、船は水に浮かびです。