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水の上を歩く!はり金アメンボ

アメンボはなぜ水にうくの?そのふしぎをはり金アメンボでとき明かそう。

 針金アメンボ完成図    

水面にはり金をうかべて、せんざいを1てき落としてみよう。

 

用意するもの

  • 園芸用はり金(20cm程度)
  • サインペン
  • 台所用せんざい
  • 水を入れる平たいとう明の器

用意するもの

 

やり方

①約20cmのはりがね2本をクロスしてねじる。

手順1:ねじる

 

②サインペンにはりがねの先を内まきにまき付け、アメンボの足をつくる。3cmてい度の長さを丸い形にまき付けるのがポイント。

手順2:ペンで先を丸める

 

③はり金をアメンボの形に整えていく。

手順3_アメンボ完成図

[補足]手順3:アメンボ横から

④水を入れた器に、そっとはり金アメンボをうかせる。その後、台所用せんざいを1てき水に落とすと、アメンボが動く。

手順4_洗剤を垂らす

 

 

スイーっと動きました!

 

解説

はり金アメンボが水にうくのは、「表面ちょう力」が働いているからです。表面ちょう力とは、水の中にある水分子(=小さなつぶ)が引っ張り合い、小さくまとまることで水の表面をはる力をつくることです。そのおかげで、丸い形をしたはり金の足が水面にうかびます。

 

またせんざいをたらすとはり金アメンボが動くのは、せんざいを落とした部分の表面ちょう力が弱まるためです。せんざいには「界面活せいざい」という成分が入っていて、その中に含まれる「親水き」が水面の水分子となじんで水面をおおうため、水の表面をはる力が弱くなります。その結果、アメンボが動いたりしずんだりします。

 

※界面活せいざいとは…水と、水に溶けにくい油どちらも入っている性質(せいしつ)を仲かいさせる物しつのこと。水と油のさかい目(=界面)に反のうして変化します。

※親水きとは…水になじみ、油にはなじまない部分のこと。

 

実験のコツ

はり金アメンボは平たくつくると、うかせやすくなります。水面にせんざいをたらした後にアメンボがしずんでしまった場合は、水を新しく入れかえて再挑戦(さいちょうせん)してみてください。

表面ちょう力を使ったほかの実験はこちら