ペットボトルの水で、トルネードを起こそう!
ペットボトルの中で、カタチが変わるうずを観察してみよう。
すな時計のような形の「トルネードボトル」を作って、水の力を調べてみよう。
用意するもの
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同じサイズのペットボトル2本
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接着ざい(プラスチック対応タイプ)
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ビニールテープ
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キリ
- はさみ
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ドライバー
やり方
①ペットボトルのフタを、接着ざいではり合わせる。
②フタのつなぎ目がはがれないように、ビニールテープをしっかりまく。
③キリの先をライターであぶって、フタにあなを開ける。(危険なので、大人の人に手伝ってもらいましょう)
④キリで開けたあなにハサミを入れて、8mmくらい(えんぴつの太さ)まで大きくする。(危険なので、大人の人に手伝ってもらいましょう)
⑤かた方のペットボトルの7〜8分目まで水を入れ、フタをつける。もうひとつのペットボトルは空のままつける。
⑥水を入れたペットボトルを上にして、フタのあたりをしっかりと持ち、上のペットボトルを円をえがくようにすばやく回す。
⑦そのままペットボトルをまっすぐ立てると、水の真ん中にトルネード状(じょう)のうずができて流れ落ちていく。
一滴ちゃんもびっくり!
解説
ペットボトルをひっくり返しただけでは、水は落ちません。これは下のボトルに入っている空気が、ボトルの側面や上の水をあっぱくしているからです。この空気の力を「空気圧」といいます。そして、ボトルの中の水を回転させると、下のボトルの中で空気のにげ道ができて、空気が上のボトルに上がります。ボトルを回転させたことで、円の中心に向かって水が動く「求心力」が生まれて、水が真ん中に向かってうずをまきながら、下のボトルに落ち始めました。この原理は、たつまき(トルネード)とにています。
実験のコツ
フタとフタのすき間に空気が入らないように接着ざいでしっかりはり付け、ビニールテープをまきつけてください。フタにあなを開ける作業はヤケドやケガをしないように、十分注意して、必ず大人の人といっしょにやりましょう。