炭酸水を作ってみよう
水道水からシュワシュワの炭酸水が作れる!
重曹とクエン酸で二酸化炭素をつくり、水道水を炭酸水へ変身させます。
用意するもの
- 500ミリリットルの炭酸用ペットボトル
- 重曹15グラム
- クエン酸15グラム
- 水道水300ミリリットル
- 曲がるストロー
- ビニール袋
- 軽量スプーン
やり方
①ペットボトルに200ミリリットルの水道水を入れて、10~15分程度冷蔵庫で冷やしておく。
②ビニール袋に、重曹とクエン酸を15グラムずつ(大さじ1杯)入れる。
③できるだけビニール袋の中の空気を抜き、水道水100ミリリットルを入れる。
④一気に泡が出て二酸化炭素が発生するので、ビニール袋にストローを差し込んで口を閉じ、ストローの先をペットボトルに入れる。
⑤1分程度、二酸化炭素をペットボトルに入れたら、ストローを抜いてすぐにキャップを閉める。
⑥ペットボトルを上下に振ると容器が凹み、炭酸水が完成。
解説
二酸化炭素(CO2)は、温度が低い液体に溶けやすい性質を持ちます。そのためペットボトルを振ると、冷水に二酸化炭素が溶けます。すると二酸化炭素の分だけペットボトル内の体積が空き、容器が凹みました。
また、しばらく時間を置くと水の温度が上がり、溶けていた二酸化炭素は再び空気中に抜けます。炭酸ジュースを飲んでいるときに、時間が経つとシュワシュワ感がなくなるのは、この現象が原因です。このように二酸化炭素をはじめとした気体の溶解度(液体に溶ける限度)は、温度が高くなるほど小さくなります。これを「ヘンリーの法則」と言います。
実験のコツ
ペットボトルに入れる水は、しっかり冷やしておきましょう。より効果が分かりやすくなります。また重曹とクエン酸を直接ペットボトルに入れてしまうと、容器が破裂する可能性があるので、必ずビニール袋で行ってください。