ダイラタンシーって何?
水と片栗粉だけでできる「ダイラタンシー実験」
水の上を走るなんて、そんなのできるわけない?いえいえ、実は「ダイラタンシー」という現象を使えば、可能なんです。実際にやってみました。
用意するもの
- 水
- 片栗粉
量は水:片栗粉が1:2の割合(重さは1:1.3)
やってみた
解説
ダイラタンシーとは、ゆっくり触わるとドロドロなのに、素早くたたくと固くなるという現象のことです。
片栗粉は水に混ぜると、完全に溶けずに粒の状態を保ったまま混ざります。水に溶けない粒と水が混ざると、粒のまわりを水が包みこみ、しめってドロドロの状態になります。
しかし、素早く力を加えると、衝撃で粒どうしがキッチリと並びます。そして粒と粒の間に隙間ができ、その隙間から力が加わっていない部分に水が逃げていきます。
すると、力が加わった部分は水がなくなった乾いた状態になるので、固くなるのです。
今回の実験では大きな桶を使いましたが、コップや洗面器、袋などでもできますよ!
片栗粉を小麦粉に変えたり、水以外の液体と混ぜたり、割合を変えたりするとどうなるか、やってみましょう!
※実験で使った片栗粉と水は、下水道に流さず燃えるゴミとして捨ててください。