神戸市水道局は、利用者に安全で安心できる水道水をお届けする責任を有する水道事業者として、神東塗料株式会社の不適切行為による水道管向け塗料の公益社団法人日本水道協会品質認証の不正取得事案について、公益社団法人日本水道協会が実施する原因の究明及び再発防止に向けた品質認証業務の検討等にあたって、次の事項について十分に留意し適切に対応を行うよう、関西の主な水道事業者及び水道用水供給事業者と共同で令和４年３月10日に同協会に要望書を提出しました。　※要望書は別紙のとおり

１　要望内容
 不適切な塗料の認証を未然に防止することができなかった原因の徹底究明
 不適切な塗料の認証が二度と行われることがないようにする実効性のある再発防止策の速やかな実施
 水道水の利用者に対する説明責任を果たすために必要となる情報の迅速・適切な提供
　
２　共同提出事業者
大阪市水道局、　堺市上下水道局、　大阪広域水道企業団
京都市上下水道局、　阪神水道企業団

３　これまでの本市の対応
本事案発覚後、水質に異常がないこと、水道水による健康被害に関するお客さまからのお問合せがないことを確認するとともに、計画的な工事については、当該水道管の安全性が確認されるまでの間、１月13日から工事を原則停止しました。
１月17日、使用塗料の衛生性に問題がないことが確認され、これまでどおり安全に使用できるとされた水道管を用いる計画的な工事については、順次、再開しています。